映画ってイイね vol.2

映画の感想

朝の情報番組を流し見中、2022年カンヌ国際映画祭が開幕となったとの話題が。

日本で2018年に社会現象を巻き起こし話題を呼んだ「カメラを止めるな」をフランス版にリメイクした「Final Cut:邦題キャメラを止めるな」がオープニング作品としてプレミア上映されたらしく、プロデューサー役の「竹原芳子さん」を久しぶりに拝見。ゆるキャラに負けてない。朝から癒され度満点。

カメラを止めるなは、その当時観ました。が、最後のオチを完全に忘れてしまい、思い出せない。グーグル先生に聞けば秒速で分かるのですが、たまには脳みそも使わないといけないので、グーグル先生には頼らない。

先週も「ローマの休日」を金曜ロードショーで放送されていましたね。途中から観たのですが、ほぼほぼ記憶喪失。あれ?こんなシーンあったかな?の連続。ローマの休日は良かった!という事は覚えているのに、肝心な内容は忘れていたので、はーやれやれ(^^;

子供って怒られた時「怒られた内容ではなく、怒られたという行為が記憶に残る」という話しを先日聞いたばかり。それに近い?「映画の内容ではなく、映画の余韻の記憶だけが残る」ってやつかな。

まーいいや。

25年ほど前・・う~ん・・もっと前なのもしれませんが、夫と観た映画で当時2人でツボにはまった「星の王子ニューヨークへ行く」というエディ・マーフィ主演の作品があります。これもまた記憶喪失対象の作品に違いない。あー面白かった!と、最初から最後まで楽しめたという気はしますが、怪しい。
この映画が、33年の時を経て続編が出まして。主役と親友役は同じ俳優さんだそうで、嬉しい。このコンビ最高。続編を観る前に前編をもう一度見直して記憶を呼び起こそう。復習復習(^^;

復習が多すぎて、同じ作品を再度観てはその都度ビックリ。

先月、自宅ではなく映画館で久しぶりに映画を観た。「コーダ あいのうた」です。人それぞれに好みの映画や感動や笑いや号泣の基準ってものが違うのでアレですが、私的には周囲の絶賛よりちょっと下がって「まあ良かったかな」という感想。

話題になってまだ観ていなかった「おくりびと」「万引き家族」なんぞもここ最近観ましたが、こちらも「まあ良かったかな」てな具合。

一体この温度差はなんでしょうか?おそらく周囲の前評判が良かったり、アカデミー賞だのナンチャラ賞だのを受賞したから良いに決まっているという先入観が入り口なので、期待が大きすぎる。

期待しちゃダメ。人間も同じ。期待すると痛い目に遭う。実家の母親は今年80歳なのですが、父親が他界してかというもの人生すっかり開き直った暴走婆さん。期待すると物凄い確率で裏切られる。なので期待しない。

婆さんとやりとりする時は、感情のスタート地点をマイナスに設定するのでちょっとやそっとの事ではビビらない。動じない。それでもたまに私の沸点を超えてくるからスゴイ。私もまだまだ修行が足りんな(^^;

世の中には「期待しない親孝行」ってもんがあるんです。ただ、うちの婆さん、期待云々以上にまるで信用がない。壊滅的。「信用」の部分で私が沸騰したところで、どこ吹く風のご様子で自由奔放に暮らしている。

映画と婆さんから学んだ事は、世の中すべての人に対して期待をしないのが正解という事。期待しないという表現は冷ややかにも聞こえますが、その方がお互いに心に余裕が生まれ、案外良い方向に転じたりするもんです(^^)

期待するのもされるのも、生きていくのに窮屈ったらないもんね(笑)