80歳の暴走婆さん(母親)の家に不審な電話があった。
この日は訪問ヘルパーさんが実家にやってくる日。平日の訪問介護はヘルパーさんと母の2人だけ。
ヘルパーさんが実家へ訪問している時間に私の携帯電話が鳴った。「今日は何?怖いわー」と思って電話に出ると、今回はちょっと様子が違って「今、不審な電話があって・・」との事。
あ、そっちか(^^;
暴走婆さんを相手にしているヘルパーさんからの電話も、ある意味怖いので。
聞けば、郵便局員を名乗る人物から「〇時に荷物を置きに行くから家に居てほしい」と、電話に出た母に告げたそう。電話のやり取りに不自然さを感じたヘルパーさんが「ん??怪しげ・・危険人物」だと判断し、私に一報をくれた。
そしてその後、すぐに危険人物から2度目の電話が来て、今度は「オレ、長男だけどワカラン??声忘れた?」と。世間で言うオレオレ詐欺なのだろう。
オレオレ詐欺というのは、決まり文句の「オレ!長男」と、ベタな自己紹介から本当に始まるんだなーと思ったりもしたけれど、今も尚、オレオレ詐欺は横行しているんだね。
ヘルパーさんが帰った後、母一人になってしまうのは危険だという事もあり、母は近所のお宅に身を寄せる事になった。
今から家の窓と雨戸を片っ端から全部閉め、ヘルパーさんが帰宅する時に、母が身を寄せる近所のお宅へ送り届けてくれると言う。
ヘルパーさんと母と2人で戸締り完璧!いざ!近所へ!という時に「あ、家の鍵がない」と、母の一声。
ヘルパーさんから私の携帯電話に再び連絡・・そして爆笑。
ここ何年も閉めた事がないような錆びついた雨戸まで閉めたり、家の外から中から駆使して戸締りをしてくれたのに、肝心カナメな玄関の鍵がないって・・ね(^^; どうかしてるぜ。
ヘルパーさんから「どうしますかーーーー??」と泡食って聞かれたところで、ヘルパーさんも次の訪問予定があるだろうしオレオレマンが現れるかもしれないし時間は切羽詰まっているので、今更ジロー。
「もう開けっ放しで大丈夫!オッケー!」って答えるしかない。家の隅から隅まで全力で戸締りをした意味がなくて本当スミマセン。命優先で(^^;
この一部始終を夫に事後報告したら「交番に行けば良かったじゃん」と言われた。そうだった。うちの実家から歩いて3分もかからない所に交番があったな。
以前にも書きましたが、母の話しは嘘が95 真実が5のパーセンテージ。実の親子でも会話が全く成立しないのに、オレオレ詐欺って実の親子でもないのに、とどのつまりは会話が成立するんでしょうかね??
たまたまヘルパーさんが居合わせたので事なきを得た今回の件。
世の中は物騒な事件が多発しているので用心です。