両家顔合わせという儀式 vol.2

両家顔合わせ 乾杯

2週間前に「両家顔合わせのという儀式 vol.1」を投稿をしましたが、先週、その儀式が無事に終わり、ホッとしている。

両家の親が初めて顔を合わせるというこの儀式は、小僧と彼女の2人にとってはどんな展開になるのか予想不能であり、しいて言えば「恐怖」に近いものがあっただろう。

当日はそんな両家のために、2人は、スムーズにスタートを切れるためのアイテムを準備してくれていた。

“両家顔合わせの栞” を、彼女を中心に2人でせっせと作成してくれていたようです。挨拶文に始まり当日や今後の予定、家族全員の簡単なプロフィール等、心を込めた栞。

両家顔合わせの儀式はその栞に沿って進行したのですが、栞をめくった1ページ目にいきなり亡き愛犬*くうちゃん登場。

マズイ・・どうにもこうにも愛犬には弱いんだわ。その姿を見ただけでウルウルしちゃうんですけど。

くうちゃんの横には彼女の家の亡き愛犬の姿が。心の涙腺崩壊。さすがに開始早々に泣き出したら “ヤバイ人” の出来上がりなので我慢。栞の中に亡き愛犬を忍び込ませる粋な計らいに、ジーーーン。

この日は私達が新幹線で出向きました。小僧と駅で待ち合わせをし、3人で会場へ。

行きの新幹線の中で、夫は「今日は喋らない」と訳の分からない宣言をしていましたが、会場入りして1時間ほど経過した頃から、誰よりも喋っていました。

うちの小僧が両家顔合わせの前に父親に言ったのは、

とにかくたくさん飲んで!」

これだけです。

同感の私も「とにかく飲んでくれれば大丈夫」と、小僧と私を合わせると2人で300回は言いましたね。

夫は飲めば飲むほどハッピーなゴキゲン野郎になるという素晴らしい習性がある。場は確実に盛り上がる。飲ませない訳がない。

彼女のご両親もお酒が強く、気付けばあっという間に予定の3時間になり、最初こそ緊張していた会でしたが、終始、和やかに賑やかに。

最後、小僧の〆の挨拶の前、夫が我が家についてを語り、続けて彼女のお父様が彼女への思いを語ったのですが、その時にお父様が見せた涙にご両親の深い愛情を感じ、胸に迫るものがありました。

「小僧よ・・しっかり頼むぞ・・エイエイオー!」と、隣に座る小僧に念を送り。

無事に顔合わせも終わった後は、千鳥足の夫と会場を出て久しぶりに小僧を交えて少し観光。それでも時間はギリギリ最終間際の新幹線。日曜の最終に近い新幹線って、こんなに混むの?と仰天するほどの人・人・人。

座れないのはもちろん、新幹線の座席の通路まで満員。疲労はピークな上にこの蜜な空間。通路で立っていると、窒息と疲労で吐き気さえする。

我が家には小娘がいる。もう一度、この両家顔合わせの儀式があるのだろうか。

両家顔合わせというこの儀式・・気力と同じくらい体力も必要である。