恐怖の雛人形 ~3月の憂鬱~

おばけ 

先日、雛人形を片付けました。今年も本当に怖かった。

飾れば飾ったで華やかで美しいと思う日もある。でも人形って怖くないですか?

今にも動き出しそうだし喋り出しそうだし髪の毛とか伸びそうだし。毎年お雛様を出す部屋が変わるのですが、今年は小娘の使っていた部屋にお雛様を出す。

朝はカーテンを開けに行き、夜はカーテンを閉めに行き。その都度いちいち怖い。

魂とか念とか気とか身代わりとか、そういう類いの目には見えぬ怖さに支配される感。ビビらずにはいられない。

このビビりがお雛様に伝わっていたら失礼ではないか?逆に恨まれやしないか?と余計な事まで考え出すからキリがない。頭の中は恐怖のエンドレス地獄。おー怖い怖い、春は怖い。

3月3日の雛祭り当日、パート先からの帰り際、大奥(ご高齢の奥様)が「今日はお雛様ね」と話しかけてきたので、「怖いという不謹慎な理由で今年もお雛様を出しました」と答えた。

以前にも、この時期のブログには書いた気もしますが、20数年前に知り合いから聞かされた「目のあるモノは箱の中から出してあげないといけないんだって」という一言が、ずーーっと脳裏にあるので、そんな理由からお雛様をせっせと出す始末。ノミの心臓。

それなのに大奥ってば、「そうよ~お雛様を出してあげないと箱の中から “出して出して” とお雛様がガタガタ動くのよ」だって。

ブッブーーー!終わった。ただでさえビビっていたのに更なる追い情報に崩れ落ちる。

その知り合いから聞いたお雛様情報も婆ちゃんからの言い伝えだと言っていたし、今回もご高齢の大奥の一言だし。お年寄りの言う事って信憑性MAX(^^;

それでもイベントは好きなので雛祭りはやりましたよ。今年は夫婦2人で雛祭り。しかも開始が夜の10時過ぎ。そんな時間に開始だから余計に怖い。イベントだなんて思えない。何かの罰ゲームか何かの儀式にしか思えない。

これがあと何十年続くのだろう・・3月の憂鬱。