自分の車のメンテナンス・故障・修理等は “車いじりが趣味” の夫任せなのですが、今回、ちょっと時間的余裕がなく、ディーラーに足を運ぶ事にした。
初めて行くディーラーでしたが、非常に分かりやすい接客態度で気持ちが悪かったですね(^^;
常連さんと私のように一回限りのお客さんとでは、そんなに分かりやすく接客態度を変えなくてもイイんだぜ、コノヤロー。
店内は広く、私の他に各テーブルには常連さんらしき人達がちらほら。その常連さん達はスタッフと和やかに談笑タイム。車屋さんなので車の御用でしょうが、この談笑タイムが長くて濃い。
私の後にやってきて右隣りのテーブルに通された中年夫婦。奥さんがテーブル上にある何かを指さして「わー!すごい!写真撮っちゃお」とテンションアップ。しかし撮影NGに近い物だったのか、スタッフが奥さんに耳打ちをした。「あなただけですよ。撮影したら下げますので」と、ゴマすりすりのへいこらスタッフか?
へいこらスタッフも耳打ちにしては声のボリューム大きめだったので、地獄耳の私には聞こえまして(笑)気になってチラ見。しかし下げられた後だったので分からない。何だろう。
どの常連さんもテーブルの上には書類らしき物はなく、本気の談笑。左隣りではコロナ感染した時の様子を熱弁。コロナ熱弁の最中にスタッフの携帯電話が鳴り、携帯電話の中のお客さんに向かって「さっきはあまり話せずすみません」と謝っていた。まだ話し足りないんかい?とツッコまずにはいられない。談笑専門スタッフか?
常連でない私は完全に放置されていた事もあり、色々と目に入り耳に入り意外と忙しい。
このディーラーに出向いた時、正体不明の私は威勢のいい大歓迎を受けたが、帰りは一回限りの客だからか、スタッフ達の目には見えていない幽霊に化けたようだ。幽霊のまま帰った。
別にね、別にいいんですよ。へいこらも談笑も、それも仕事のうちですからね。ただ、へいこらと談笑の横にいる幽霊に気付くのも仕事のうちだと思いますよ。
反面教師として、役にたてるとしよう。
その昔、代理店にお世話になっていた頃は、これまた 異常なほどに分かりやすく”熱い方向に振り切った接客態度” だったので、それはそれで居心地が悪かった。
普通でいいよね。普通で(^^; 難しいね・・接客業って。
車とは関係なく、以前お世話になった営業マン。その対応は今でも記憶に残る。口数が多い訳でも少ない訳でもなく面白い訳でも面白くない訳でもなく、容姿もごくごく普通の男性。しかしこちらの意図を察する能力が抜群でしたね。常に冷静さを併せ持つ姿勢にも脱帽でした。
一人一人に向き合う姿勢が、後に大きな差になるんでしょうね。
余談です。
接客で思い出す歌がある。 “がんばれ細野さん” というタイトルの歌。主人公は “ちょっと小太り 背は150センチ強 歳は40ほど” の細野さん。細野さんのような人に接客されたら、応援したくなるし自分も頑張ろうと思えるし、接客ひとつで人の心も動くって事ですわ(*^^*)